IPランドスケープ分析に役立つツールについてわかりやすく解説

2022/08/01

このページは、IPランドスケープ分析に役立つツールにはどのようなものがあるのか、ということについて理解を深め、実践に活用していきたい方に向けた記事となっております。

IPランドスケープ分析を実践する流れ

まず初めに、IPランドスケープ分析に役立つツールについて紹介する前に、IPランドスケープ分析を実践する流れについて解説していきます。

全体の流れとしては、以下のような形となります。

1)仮説・課題の設定
2)特許情報の取得・視覚化
3)非特許情報の取得・視覚化
4)特許情報・非特許情報を組み合わせた分析、仮説・課題に対する結論の導出
5)経営者・事業責任者への提言

上記の23については、かならずしも順番に進める必要はありません。

最終提言までの期間を短縮するために、同時進行で取り組むのも1つの方法となります。

詳細な実践方法については、こちらのページをご覧下さい。

次は、特許情報・非特許情報の取得・可視化に役立つツールを解説していきます。

IPランドスケープでは、特許情報だけでなく非特許情報も分析するのを特徴としているため、まずは非特許情報のツールから解説します。

非特許情報の取得・可視化に役立つツール

ここでは、非特許情報の取得・可視化に役立つツールについて解説していきます。

SPEEDA / ユーザベース社

SPEEDAは様々な市場データや業界レポートを格納した、情報収集を効率化し、企業の進化を加速するクラウドサービスです。

(出典:ユーザベース社ウェブサイトより)

G-Search / ジー・サーチ社

G-Searchデータベースサービスは、全国約145万社の企業情報や、約150紙誌、過去30年以上にわたる新聞・雑誌記事など、多彩情報を持つビジネスデータベースサービスです。

(出典:ジー・サーチ社ウェブサイトより)

特許情報の取得・可視化に役立つツール

つづいて、特許情報の取得・可視化に役立つツールについて解説していきます。

Derwent Innovation / クラリベイト社

知的財産専門家とデータ サイエンティストによって開発された Derwent Innovation は、市場をリードする特許調査・分析プラットフォームであり、世界で信頼される特許および学術文献データベースへのアクセスを可能にするツールです。

(出典:クラリベイウェブサイトより)

PatBase / RWS社

PatBase100超の特許発行機関の書誌抄録データ、77か国のフルテキストデータを含む膨大な収録データを、圧倒的な高速スピードで検索可能なツールです。

(出典:RWSウェブサイトより)

Patentcloud / InQuartik(販売代理:ScienBiziP Japan)

Patentcloud」は、AIを活用した特許分析プラットフォームであり、全6製品の役割や関連性は以下の図のようになっております。

その中でも下記の3製品はIPランドスケープの分析に効果的だと考えております。

1. Patent Search(誰でも簡単に検索できる特許検索ツール)

  • 100カ国以上の特許データベースを幅広くカバーしており、幅広い情報源を元に特許検索をすることが可能です。
  • はじめての方でもすぐに理解できるデザイン設計で、簡単かつスピーディーに特許情報を検索することが可能です。
  • 特許に関する多様な検索機能があり、業務に合わせた検索方法を選択することが可能です。

2. Patent Vault(特許情報管理・分析を一元的に行えるワークスペース)

  • プロジェクトメンバー間で情報共有がしやすいワークスペースで、組織内での情報共有がスピーディーかつ効率的にできます。
  • 集計・分析機能を通じて、大量の特許情報を可視化でき、個別案件にカスタマイズして多面的に分析をすることが可能です。
  • 情報が最新のものにアップデートされていくので、カスタマイズした分類軸が自動的に更新されます。

3. Due Diligence(特許ポートフォリオ評価ツール)

  • 最大50,000件の特許を同時に分析でき、瞬時に結果が表示されるので、面倒な作業から解放されます。
  • 特許ポートフォリオにおける市場カバー度、各国への出願状況を包括的に確認することが可能です。
  • 独自の基準(以下図を参照)による評価で、高品質・高価値特許を素早く特定することが可能です。

<特許品質・特許価値ランキングの解説>

AIを活用した各種特許情報を分析しPatentcloud独自の特許の品質・価値を厳選されたデータ(評価基準参照)に基づいてAAADの範囲内で評価します。

※品質・価値ランキングの対象範囲は6の国・地域(日本、米国、欧州、中国、韓国、台湾)となっております。 

ただいま無料トライアルも実施しておりますので、ぜひこの機会に最下部のメールアドレスからお問合せ下さい。

IPランドスケープ分析に役立つツールまとめ

今回は、IPランドスケープ分析に役立つツールについて解説してきました。

非特許情報の取得・視覚化に役立つツール

SPEEDA / ユーザベース社
G-Search / ジー・サーチ社

特許情報の取得・視覚化に役立つツール

Derwent Innovation / クラリベイト社
PatBase / RWS社
・「Patentcloud」/ InQuartik社(販売代理:ScienBiziP Japan)

今回ご紹介した情報以外に、IPランドスケープについて、「定義」「実践方法」などを網羅的にまとめたページはこちらとなります。

ぜひ合わせてご覧下さい。

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